説明学習の取組みについて
1 目的
(1) 学校での学習内容の理解と、家庭での学習内容の定着とをつなぎ、学力向上を図ること
(2) 家庭における言語活動への取組みを促し、保護者の学力向上への関与を促すこと
2 具体的取組みと見込まれる効果
(1) 子ども
(取組み)
・月曜日から金曜日、その日の授業で学んだことをノートをもとに家の人に説明する
・説明が終わったら、家の人にカードに押印またはサインをしてもらい、翌日担任に提出する
(効 果)
・その日にあった授業で学んだことを保護者に説明 <整理され理解が深まる>
・学習内容を改めて振返る <学習内容を忘れない>
・第三者に分かるように説明 <説明力の向上>
・自分の話を家族が受け止めてくれる <家族間の信頼関係の向上>
・説明するために、授業でしっかり聞く・ノートに書く <意欲の向上>
(2) 保護者
(取組み)
・子どもが学校で学んできたことの説明を傾聴のスキルを使って耳を傾ける
・説明が終わったらカードに押印する
・気づいたことがあったらひとこと欄に記入する
(効 果)
・傾聴のスキルを用いて子どもに耳を傾け、受け止める <親子の信頼関係の向上>
・子どもが学習内容を理解しているかどうかわかる <子どもの能力と向き合う>
・説明を聞くことで学校での授業の様子がわかる <学校との信頼づくり>
・子どもの説明を聞いて、子どもの様子を学校に伝える <教師との目線の共有>
(3) 教師
(取組み)
・子どもが家で説明できるような授業づくり
・提出したカードに押印する
・カードが提出されていない場合は個別で説明する時間をとる
・保護者の一言を児童理解に生かす
(効 果)
・子どもが家で説明できるよう学習内容を1時間でまとめる <45分完結型授業>
・子どもが説明できるようにノートをまとめるための板書づくり <板書構成力向上>
・カードを点検し、子どもの理解度を確認する <個々の児童理解>
教育委員会ではこの取組みを始めるにあたり、以下の資料を配布しました。
これらの資料を各学校の実情に合わせ、適宜活用してもらっています。
更新日:2015年12月17日 17:09:51